ゴルフスイングにおいて、『ビジネスゾーン』という言葉を聞いたことはありませんか?
ゴルフスイングの基礎を固めるために最も重要なスイング軌道の範囲のことを言います。
ゴルフクラブのシャフトを時計の針で例えると、3時から9時までの範囲の振り幅になります。
この3時から9時までの振り幅のゴルフスイング動作をしっかり固めて練習することが、ゴルフ上達の近道になるのです!
それでは、ゴルフの『ビジネスゾーン』のスイング動作を固める練習方法について解説していきましょう。
ゴルフのビジネスゾーンとは?
ゴルフの『ビジネスゾーン』の意味については、冒頭でも触れましたが、ゴルフスイングの基礎を固めるために最も重要なスイングの振り幅のことを言います。
ゴルフクラブのシャフトを時計の針で例えると、3時から9時までの範囲の振り幅になります。
詳しく解説すると、ゴルフスイングの
バックスイングにおいて、ゴルフクラブのシャフトが腰の高さの位置で地面と平行(またはやや上向き)になった位置(写真1、2)
から
フォロースイングにおいて、ゴルフクラブのシャフトが腰の高さの位置で地面と平行(またはやや上向き)になった位置(写真3、4)
までの範囲のことを言います。
なぜ、『ビジネスゾーン』と呼んでいるのかというと、名前の由来は、
「ゴルフスイングにおいて、この範囲のスイングが完璧にできるようになればゴルフで食べていけるから」
ということなんです。
だから、ゴルフスイングの基本動作を固めるためには、フルスイングから練習してはいけません。
また、ゴルフスイングの基本動作が固まっていないうちに、いくらボールを打っても、悪い癖を固めてしまうことになり、逆に悪影響を与える練習になります。
ゴルフスイングにおいては、時計の針の3時から9時までの範囲の振り幅のスイング動作を固めるのがどれだけ重要であるかがわかりますね!
ゴルフ上達の近道については、ゴルフ上達の思考法!練習時間が短くてもスコアを縮める方法をご覧くださいね。
ビジネスゾーンのスイング動作を固める練習方法
それでは、『ビジネスゾーン』のスイング動作を固める練習方法について解説していきます。
『ビジネスゾーン』でのスイング練習は、『腕部分』の動作と『体幹部分』の動作に分けて練習します。
分けて練習した方が、正しいスイングを早く身につけることができますよ。
アドレス
アドレスは、ゴルフのアドレスの基本は?守るべき順序と重要な4つのポイント!で解説した内容と同じです。
但し、スタンスはできるだけ狭くしておいてください。
また、アドレスでは、足の裏のどこで支えて構えるか、も重要です。
そのことについては、ゴルフのアドレス時の体重はつま先側とかかと側のどっちがいいの?で詳しく解説していますので、これを実践すると、スイングがもっと安定しますよ。
バックスイング
バックスイングは、ゴルフスイングの基本!体重移動は意識して行ってはいけない!?で解説した体の『入れ替え動作』を行います。
但し、バックスイングは、ゴルフクラブのシャフトが腰の高さの位置で地面と平行(またはやや上向き)になる位置までです。
チェックポイントとしては、ゴルフクラブのシャフトが腰の高さの位置で地面と平行(またはやや上向き)になる位置において、
- リーディングエッジが地面と垂直になっていること(写真2,写真4)
- シャフトがターゲット方向とほぼ平行になっていること(写真2,写真4)
また、クラブを持つ手と腕の使い方については、ゴルフスイングの手と腕の基本動作!クラブヘッドの開閉が重要!で解説したとおり、以下の動作を行います。
- クラブヘッドの重心ポイントを意識する
- 写真5の右手の青◯部を支点にして、左手の赤◯部を地面方向に押しながら始動する(右手を動かす意識はない)
- ②の動作によりクラブフェイスが自然と開いていくので、そのままクラブヘッドの重心ポイントを、アドレスの位置から30cm後方までターゲットラインに沿って始動させること意識する
写真5 青◯部を支点にして赤◯部を押す
写真6 赤◯部押す場所の詳細
これ以外のことは意識しません。
ダウンスイング~インパクト
ダウンスイング~インパクトも、ゴルフスイングの基本!体重移動は意識して行ってはいけない!?で解説した『入れ替えの動作』を行います。
インパクト前後におけるポイントは、
クラブヘッドの重心位置がボールの前後30cmのターゲットライン上を動いているイメージをしっかり持ってスイングしてください!(写真7~9)
写真7 インパクト直前
写真8 インパクト
写真9 インパクト直後
また、クラブを持つ手と腕の使い方は、ゴルフスイングの手と腕の基本動作!クラブヘッドの開閉が重要!で解説したとおり、次の3点を意識して同時に行います。
- 左手の中指と人差し指をしっかり手首側に引き付けながら、左手首を外旋させる。
- 右手の拇指丘を意識して地面へ押し出しながら、右手首を内旋させる。
- クラブフェイスを閉じながら、クラブヘッドの重心ポイントを、アドレスの位置からターゲットラインに沿って前方へ30cm押し出す。(インパクトゾーン)
これらを行うタイミングは、ダウンスイングしている手がアドレス時の手の位置まで、下りてきた時です。
それ以外のことは他のことは意識せずに、上記の3点のみ同時に行うことだけ意識を集中させてください。
フォロースイング
インパクト後、フォロースイングでは何も意識しません。
但し、フォロースイングは、ゴルフクラブのシャフトが腰の高さの位置で地面と平行になった位置までです。
チェックポイントとしては、ゴルフクラブのシャフトが腰の高さの位置で地面と平行になった位置において、
- リーディングエッジが地面と垂直になっていること
- シャフトがターゲット方向と平行になっていること
を確認してください。
まとめ
ビジネスゾーンにおけるスイングは、ゴルフのスイングの基本!バックスイング~フィニッシュを解説!でのスイングの基本になります。
ビジネスゾーンでは、正しくスイングできているかが重要ですので、今回解説したチェックポイントをしっかり確認してくださいね!
また、正しいスイング動作を身につけると同時に、正しいスイングリズムを身につけることも、ゴルフが上達する上でとても重要です。
正しいスイングリズムを身につける方法については、ゴルフの基本!正しいスイングリズムで間(ま)を身につける方法で解説していますので、合わせてご覧いただくと、ゴルフの上達が速くなりますよ。
追伸
今回解説したゴルフスイングの基本動作の『ビジネスゾーン』より、もっと毎回同じスイングができ、安定したショットが打てるようになる『再現性が高いスイング』を極めるために、高いレベルの最新『ビジネスゾーン』について、最新・ゴルフスイングビジネスゾーン!手と体幹部分の基本動作方法で解説していますので、よろしかったらご覧くださいね!
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