ゴルフ上達のために頑張っているのに、こんなことで悩んでいませんか。
「練習場でたくさんボールを打って、真面目にショットの練習をしているのに、なぜスコアが縮まらないのか」
こんなタイプの方は、いくらたくさんボールを打って、真面目にショットの練習をしているつもりでも、何の課題もなくひたすらボールを打つだけでは、上達は難しいでしょう。
「いや!俺は完璧なショットを打つために、いろいろと考えてスイングしているよ。それなのに、スコアが縮まらないんだ」
こんなタイプの方は、ゴルフスイングのレベルは上がるでしょう。
しかし、コースに出ても完璧なショットを意識しすぎると、スコアはなかなか縮まりません。
ゴルフが上達するためには、練習場でたくさんボールを打つ必要はありません。
ボールをたくさん打たなくても、スコアを縮めることはできます。
また、完璧なショットを打たなくてもゴルフのスコアを縮めることはできます。
スコアを縮めるためには、ある思考が大切なのです。
そのことについて、お話していきますね。
ひたすらボールを打つのは努力ではない
「俺は練習場でひたすらボールをたくさん打って、努力している!」
と思っていませんか。
ゴルフ練習場によって「早朝2時間打ち放題」「平日夕方5時まで2時間打ち放題」などと、ボールを短い時間でたくさん打った方がお得になると思わせるようなイベントがあります。
これを繰り返していると、かなりのボールを打っていることになります。
しかし、この「お得」につられて、何も考えずにひたすらボールを打っても、下手を固めるだけになってしまいます。
何も考えずにボールを打つのは努力になりません。
練習場では何も考えずに40球打つより、同じ時間でも20球スイングの課題を決めて集中して打った方が上達します。
課題を決めて練習することが努力であり、上達につながるのです。
ゴルフは打数を減らすゲームである
完璧なショットを打つことを目標に、練習場で課題を決めて、考えながら練習することはいいことだと思います。
しかし、ゴルフコースに出てからも、完璧なショットを打つことを意識して、あれこれ考えながら打つことはよくありません。
なぜなら、ゴルフは、完璧なショットを打つゲームではなく、打数を減らすゲームだからです。
では、打数を減らすためには、何が必要なのか?
打数を減らすためには、大きなミスショットを減らす必要があります。
ただし、ここで勘違いしてはいけないのは、大きなミスショットを減らすということは、『完璧なショットを打つ』ということではありません。
大きなミスショットを減らすということは、OBになるような大きく曲がるスライスやフックを打たないということです。
ショットが少しぐらいスライスやフックしても、OBにならずにラフに入る程度のまあまあのショットを打ち続けることができれば、スコアを縮めることはできるのです。
逆に2球に1球完璧なショットを打っても、もう1球が大きなミスショットになればがでてもスコアは縮まらないのです。
シングルプレーヤーは、大きなミスショットが少ない人なのです。
プロゴルファーは、大きなミスショットがほとんどない人なのです。
プロゴルファーでさえ、完璧なショットを打てるのは1ラウンドで数回だそうです。
だから、ゴルフ練習場で、完璧なショットが打てるようにスイング技術を磨くのはいいのですが、ゴルフコースで完璧なショットを打とうと意識してはいけません。
力んでしまって、ミスショットの原因になってしまいます。
大きなミスショットはどうしたら減らせるのか?
大きなミスショットを減らすにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、毎回同じスイングができるようになることが基本になります。
いわゆる『再現性が高いスイング』を身につけることです。
この『再現性が高いスイング』については、ゴルフのスイングの基本!バックスイング~フィニッシュを解説!を参考にしてみてください。
また、スイングの基本を最短で身につけるために、ゴルフのビジネスゾーンとは?スイングの基礎を固める練習方法!を是非練習してみてください。
そして、練習では9番アイアンなどの短いクラブで正しいスイングを身につけてください。
ドライバーで正しいスイングを覚えるのは難しいです。
そして、はじめの1ヶ月はボールを打たずに素振りだけで練習しましょう。
1ヶ月も素振りだけで練習すれば、正しいスイングを体が覚えてくれます。
正しいスイングが身につく前にボールを打つと、正しいスイングがなかなか身につきませんよ。
ゴルフコースで大叩きを防ぐコツ
ゴルフコースにでると、どうしても「ナイスショットが打ちたい」と欲が出てしまいます。
それでミスショットがでると、今度は挽回しようと力んでしまい、その力みがミスショットの原因になってしまうのです。
その結果、大叩きをしてしまいます。
そこで、大叩きを防ぐために、ポジティブ思考でいきましょう。
例えば、
- 大きく曲がらなければナイスショットと思う
- トラブルにならなかったショットはナイスショットと思う
- トップしても曲がらずに前に進めたからよかったと思う
- チョロしても、「またこのクラブで練習できる」と思う
大叩きをしないためには、ミスショットを引きづらないことです。
精神的にダメージを受けると次のショットもミスをしてしまいます。
決して「次のショットで挽回しよう」と思わないでください。
眼の前の1打1打に集中しましょう!
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