ゴルフの左手グリップについては、ロングサムとショートサムは、それぞれに長所・短所があると言われています。
では、どちらを選んだらいいのでしょうか?
ロングサムの特徴
一般的に言われているロングサムの長所・短所を挙げてみましょう。
ただし、これらのことは、誰にでも当てはまるわけではありません。
- ハンドダウンで構えやすく、ボールが捕まりやすい(フック系のボールが出やすい)。
- 飛距離が出やすい
- 方向性に劣る
- グリップの一体感が感じにくい
ショートサムの特徴
次に、一般的に言われているショートサムの長所・短所を挙げてみましょう。
ただし、これらについても、誰にでも当てはまるわけではありません。
- ハンドアップの構えになりやすく、ボールが捕まりにくくなる(スライス系のボールが出やすい)。
- ロングサムの場合より飛距離が出にくい
- 方向性がよくなる
- グリップの一体感が感じやすい
ここまで述べてきた『ロングサムの特徴』『ショートサムの特徴』の内容は、すべての方に当てはまるわけではないので、必ず自分で確かめてくださいね。
ショートサムをオススメする理由
では、僕自身がどちらでグリップをしているのかについて、お話していきます。
僕は、左手をショートサムでグリップしています。
その理由を解説していきましょう。
ショートサムはシャフトのしなりを使ってスイングしやすい
僕は、フルスイングの時、スイングの切り返しの時にシャフトのしなりを意識して行っています。
その時のポイントとなるのは、
- 右手人差し指の第3関節の下(手のひら側)の部分(写真1の赤色●部)
と、
- 左手小指の第2関節と第3関節の間の部分(写真2の黄色●部)
です。
グリップをする時、「写真1の赤色●部」と「写真3の赤色●部」を合わせ、
「写真2の黄色●部」と「写真4の黄色●部」を合わせます。
そして、バックスイング後のトップの位置から、
切り返しの時に「写真1の赤色●部」でグリップをターゲットと逆方向に押し込むと同時に、「写真2の黄色●部」でグリップをターゲット方向に引っ張ります。
写真5が切り返し前、写真6が切り返し後のイメージです。
この動きによってシャフトをしならせることができるのです。
切り返しでシャフトをしならせることでヘッドスピードが上がる
実際のスイングでは、ダウンスイングの直後の切り返しでは、写真6のようにシャフトが倒れることはありませんが、写真5のシャフトの角度のままシャフトがしなりながらクラブが下りてきます。
この切り返しでのシャフトのしなりによって、クラブヘッドが加速して下りてきてヘッドスピードが上がるのです。
ここで、写真7と写真8を見比べてみてください。
写真7の左手ショートサムでは、右手人差し指の第3関節の下(手のひら側)の部分(写真7の赤色●部)で、グリップの●部を直接押し込めますが、写真8の左手ロングサムでは、親指が邪魔になり、グリップの赤色●部を直接押し込めません。
だから、左手はショートサムでグリップするのです。
解説が少し複雑になってしまいましたが、今回は以上です。
コメントを残す