ゴルフコースでアプローチショットを打つ時、ダフってチョロをしたり、トップしてグリーンオーバーしてしまうことはありませんか?
特にグリーン周りからの30ヤード以内のアプローチショットは簡単そうに感じますが、ピンに寄せようと意識しすぎてチョロをしてグリーンに届かなかったり、トップしてグリーンオーバーなどのミスをしてしまうことがあると思います。
では、このようなミスを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
実は、あることを意識してアドレスするだけで、簡単に再現性が高い安定したアプローチショットを打つことができるようになります。
そのアドレスの方法を解説していきましょう。
アドレスではややガニ股で構えるとスイングが安定する
アドレスの基本は、ゴルフのアドレスの基本は?守るべき順序と重要な4つのポイント!で詳しく解説しています。
アプローチショットは、ゴルフクラブの振り幅が狭く、普通のショットよりボールを落とす場所をピンポイントで狙うので、ヘッド軌道をより安定させる必要があります。
アプローチショットでヘッド軌道をより安定させるためには、下半身の動きを抑える必要があります。
アプローチショットでは、ボールを遠くに飛ばす必要がないので、下半身の動きを抑えていいのです。
ただし、
ここで多くのアマチュアゴルファーが勘違いするのが、下半身の動きを抑えるために、『下半身を動かさないようにする』ことです。
『下半身の動きを抑えること』と『下半身を動かさないようにする』ことは違うのです。
『下半身を動かさないようにする』と上半身だけで打つことになるのですが、これでもヘッド軌道が安定しません。
では、どうすればいいのか?
その答えは、アドレスの基本動作に『足をややガニ股にする』ことを加えるだけです。
その画像が下の下半身(写真1)です。
さらにその下のアドレスの基本の下半身(写真2)と見比べてください。
この、ややガニ股でアドレスすると、バックスイング(写真3)とフォロースルー(写真4)で両ひざの左右の動きが意識しなくても抑えられ、スイング軌道が安定するのです。
たったこれだけの違いですが、下半身の安定感が違いますので、試してみてください。
内股でアドレスするとスイングが安定しない
市販のレッスン書によっては、「アドレスで下半身を安定させるために、やや内股で構えましょう」と解説しています。
下の画像(写真5)が内股アドレスです。
先程のややガニ股アドレスの画像(写真1)と見比べてみてください。
しかし、この『内股アドレス』でバックスイングすると、ややガニ股で構えた時(写真)より、ひざが左右に動く幅が大きくなり、逆に下半身が安定しません。(下の写真6,写真7)
ややガニ股でアドレスした時のスイング画像(写真3,写真4)に比べ、内股でアドレスした後のスイングでは両ひざが左右に大きく動いているのがわかると思います。
この差がスイング軌道の安定性の差になるのです。
アプローチショットで安定して再現性が高いアドレスの構え方(まとめ)
アプローチショットを打つときには、ややガニ股でアドレスしましょう。
そして足の幅は、距離によって変えますが、30ヤード程度であれば下の画像(写真8)ぐらいの幅になります。
この足の幅の調整は、いろいろと試して自分の距離感を掴んでください。
体重配分ですが、アプローチショットでは、やや左体重の体重配分にすることを基本にすると、より安定します。
その後のアプローチショットのスイング動作については、ゴルフのアプローチのダフリ、ザックリやトップの原因と防止方法で詳しく解説していますので、よろしかったらご覧くださいね。
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