アプローチショットはダフらずにクリーンに打たないといけないと思っていませんか?
上から鋭角に打ち込むタイプのアプローチショットを打つ場合はクリーンに打つ必要があります。
でも、緩やかな角度で払うように打つアプローチショットであれば、ボールの手前5〜10cmをダフっても大丈夫です。
ダフってもミスになりませんので、初心者でも誰でもアプローチショットが簡単に打て、失敗しません。
そんなアプローチショットの打ち方を解説していきましょう。
ただしその前に、使用するゴルフクラブに1点条件がありますので、そちらから先に解説しますね。
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ダフっても大丈夫なアプローチショットのクラブ選択
ダフっても大丈夫なアプローチショットを打つために、ゴルフクラブに1点条件があります。
それはバンス角が大きいサンドウェッジを使用することです。
具体的にはバンス角14度を選んでください。
そして、さらに成功確率を高めるために、ミスヒットをカバーしてくれる56度のロフト角を選びましょう。
プロゴルファーはロフト角が58度のサンドウエッジを使用している方が多いです。
しかし、56度に比べ58度はクラブフェースが寝ている分、高さ方向のミスの許容幅が狭いのです。
そして、58度より56度の方がボールの弾道が低くなるので、アプローチショットでキャリー後の転がりが多くなります。
高く打ち出してボールが転がらずに止まる58度のアプローチショットよりも、低く打ち出してボールが転がる56度のアプローチショットの方がカップインする確率は高くなります。
もしグリーン上で、ボールを手で持ってホールに入れようとする時、高く放り投げますか?
おそらく、ボールを低く放り投げて、手前の転がしを使って入れようとすると思います。
僕だったらそうします。
だから、クラブ選択も同じように考えて56度を使った方が簡単でミスしにくいのです。
僕も、一時期プロゴルファーの真似をして58度を使っていました。
でも、56度に変えてからは、58度よりもミスが減り、ピンに寄る確率が高くなりました。
プロゴルファーの場合、トーナメントのグリーンセッティングが早いので、高さを使って止める必要がありますし、ミート率も高いので、58度を選択するのです。
それに対し、アマチュアゴルファーがプレーするグリーンのセッティングでは、高さで止めなければいけない状況はほとんどありませんから、56度で十分なのです。
バンス角に話を戻しましょう。
なぜ、バンス角は14度のハイバンスがいいのかを解説してましょう。
バンス角は大きい方が、地面からリーディングエッジまでの距離があるので、ダフってもリーディングエッジが地面に刺さりにくく、地面を滑ってくれます。
さらに、高さ方向の許容幅が広いロフト角56度であれば、アプローチショットはほぼ成功します。
ダフっても大丈夫なアプローチショットの打ち方
それでは、ダフっても大丈夫なアプローチショットの打ち方を具体的に解説していきましょう。
ここで解説するアプローチショットは、グリーン周りの30ヤード以内のアプローチショットを前提に話をしていきます。
30ヤード以内のアプローチショットでは、腕を振らずに体幹部分だけの動きで十分に距離を出すことができます。
その体幹部分の動かし方は、僕がオススメしている最短で100を切るためのゴルフスイングマスター講座でお渡ししている特典の1つ目『体の入れ替え動作』を行うだけでいいのです。
腕部分については、腕の動きを使わずに安定させるためにアドレスで次のことを行います。
- 左腕と右腕のつけ根をどちらも外旋させ、二の腕(上腕)の上から半分程度を胸に付け、スイング中動かないように固定させます。
- その状態から、クラブヘッドが地面に付くまで足のつけ根から上半身を前傾させます。
最短で100を切るためのゴルフスイングマスター講座でお渡ししている2つ目の特典『腕部分の動かし方』で解説した、「バックスイングで両腕のつけ根を外旋させる」ことを、アドレスの時から行っておくのです。
もう1点、腕部分に合わせてグリップは意識してしっかり握っておきましょう。
強く握りすぎても構いません。
このようにすることで、両腕の余計な動きをさせないようにし、『体の入れ替え動作』だけで、ボールを打つのです。
30ヤード以内のアプローチショットのボールの位置
30ヤード以内のアプローチショットのボールの位置は、あれこれ考えずに、スタンスのセンターに置きましょう。
スタンスの幅は、できるだけ狭くしましょう。
30ヤード以内のアプローチショットの距離のコントロール方法
最後に、30ヤード以内でのアプローチショットの距離のコントロール方法について解説します。
それは、『体の入れ替え動作』の左右の移動の幅を距離に応じて変えるだけです。
実際に左右の移動の幅を変えてみるとわかりますが、クラブの振り幅が無意識に変わるはずです。
これで距離を打ち分けるのです。
腕の振り幅を変えようと意識してしまうと、腕を振ってしまい、アプローチショットが安定しなくなります。
だから、腕の振り幅を意識してはいけません。
あくまでも、『体の入れ替え動作』の左右の移動の幅を変えるだけです。
これを繰り返し練習し、『体の入れ替え動作』の左右の移動の幅を変えるだけで、距離の調整ができるように頑張りましょう!
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