ゴルフスイングにおいて、正しいグリップを覚えることは、安定してナイスショットを打つために重要なポイントです。
僕が安定してナイスショットが打てるようになったのは、ストロング(フック)グリップからスクエアグリップに変えてからです。
そのスクエアグリップについては、ゴルフのグリップの基本と順序!右手と左手はどっちが先がいい?で詳しく解説しています。
ここで解説してるのは、ゴルフを始めたばかりの初心者や、ストロンググリップでショットが安定せずに悩んでいる初級者のために、誰でも簡単にスクエアグリップを覚えるための方法です。
もっと安定して飛距離も出るようになる、より高いレベルのゴルフグリップがあるのです。
今回はその中・上級者向けのスクエアグリップについて解説していきます。
初級者向けのスクエアグリップに慣れてきたら、もっと上のレベルのゴルフを目指して、ぜひ、今回解説するグリップに挑戦してみてください。
Contents
より安定して飛距離も出る中・上級者向けのスクエアグリップ(左手)
左手グリップの握り方について、解説していきます。
左手のグリップは、「小指のつけ根(写真1−1の赤◯部)」でグリップを下から支え、「手のひらの小指側の膨らみの側面(写真1−1の緑◯部)」でグリップを上から支えます。
「親指の腹(写真1−1の青◯部)」はグリップの上面に添え、スクエアグリップで握ります(写真1−2)(写真1-3)。
左手グリップは次の順番でグリップします。
- 「小指の第2関節と第3関節の間の部分(写真1−1の赤◯部)」をグリップの下から当て、その位置から小指でグリップを包み込むように握る。(写真1ー4、1-5)
- 左手のひらでグリップを包み込みながら、「親指の腹(指紋の部分)(写真1−1の青◯部)」をグリップの真上に当て、スクエアに握る。(写真1−6、1-7)
- 左手のグリップは、「小指のつけ根(写真1−1の赤◯部)」でグリップを下から支え、「手のひらの小指側の膨らみの側面(写真1−1の緑◯部)」でグリップを上から支える。「親指の腹(写真1−7の青◯部)」はグリップの上面に添える。
- (写真1ー7の橙◯部)は、すき間が空いたままの状態にしておく。
- 左手のそれ以外の部分は添える程度でクラブを支える意識はない。
このようにグリップをすれば、左手片手だけでクラブを握っても安定します。
左手グリップについては以上です。
より安定して飛距離も出る中・上級者向けのスクエアグリップ(右手)
それでは、左手のグリップが完了したら、右手グリップは次の順番でグリップします。
- 「右手の薬指の第2関節と第3関節の間の部分(写真1−8、1-9の赤◯部)」をグリップの下から当て、左手の親指と上下からグリップを挟む(写真1-9の青◯部、赤◯部)。
- 「右手の母子球と生命線の間(写真1−8の青◯部)」で「左手の親指の第1関節から指先の部分(写真1−10の青◯部)」を上から包み込むよう握る。(写真1−11)
- 右手のそれ以外の部分は添える程度でクラブを支える意識はない。
左手と右手グリップの完成
以上で、左手と右手グリップは完成です。
グリップの手順は、オーバーラッピンググリップでもインターロッキンググリップでも、全く同じです。
なぜ、このグリップにすると安定して飛距離も出るのか?
最新・ゴルフスイングビジネスゾーン!手と体幹部分の基本動作方法では、ビジネスゾーンでの『ダウンスイング~インパクト』における手の使い方を次のように解説しています。
- ダウンスイング~インパクトでは、左手親指のつけ根を支点にして、左手小指側の写真2-1の赤◯部分(写真2-2の赤◯部分)でグリップの下面を引き上げながら、右手親指の拇指球(写真2-3の青◯部分)でグリップの上面を地面へ向けて押し込みます。
このように、ダウンスイング~インパクトのときに、左手親指のつけ根を支点にして左手の小指側を引き上げる動作によって、テコの原理でグリップエンドがちょっと動いただけで、クラブヘッド大きく速く動くのです。
このグリップで握ることによって、テコの原理が使えて、力がなくてもヘッドスピードが上がるのです。
今までとは違うグリップなので、初めは違和感があるかもしれませんが、2週間もすれば慣れますので、継続して練習しましょう!
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